ザ・ファシリテーター |森 時彦
ダイヤモンド社
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10倍の「抽斗」と、はずれない「梯子」
コミュニケーションスキルのすごさが味わえる。
限りなく実践的なフィクション
【私の評価】★★★★★
■著者紹介・・・森 時彦(もり ときひこ)
1952年生まれ。大阪大学、MIT卒業。
神戸製鋼所、GEに勤務。技術リーダー、マーケティングリーダー、
日本GE役員を経て、2004年よりテラダイン代表取締役。
●会社には必ず会議がありますので、
会社で働く人は、会議のプロであるといえます。
しかし、会議がうまくいっていない会社が多い・・・
これも事実でしょう。
●この本では、営業部門長の女性が、製品開発センター長に
抜擢されるというストーリーを通じて、
会議の進め方や議論の手法などについて学ぶ一冊です。
こうした会議において人の想像力を引き出す、行動を引き出す
手法を「ファシリテーション」としているようです。
●通常の手法を列挙したノウハウ本とは違い、
ストーリーの中で主人公が悩み、苦悩しながら、ファシリテーションの
技術を使って解決に向かって努力するのを見ることができます。
そのため、この技術はこう使うんだ!といった発見があり、
思わず物語りに引き込まれます。
私はファシリテーションの重要性に気づき、
ファシリテーション関係の本を4冊発注してしまいました。
●会議のプロである私たちは、これまで会議について
何も学んでこなかった・・・。そんな現実をつきつけられる一冊です。
・日本の受験教育では、入試問題をパターン化してすばやく解く
練習をしますよね。実は、未知の問題へのアプローチにもパターン
があります。例えば、『何が事実で、何が推測かを峻別する』
『要因を網羅してみる』『仮説を立てる』『プロセスを描いてみる』
・・・(p124)
●カタカナ言葉が鼻につきますが、
それ以上に会議運営の力がつく一冊だと思います。
企業に勤める人には必読の一冊です。★5つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・言葉だけのコミュニケーションは非常に難しく、危うい。・・・
そこで重要なことはオーバーコミュニケーションです。
技術系の方は端的に話をされすぎる傾向があります。(p94)
・実は、日本人の価値観やモノの理解の多様性は想像以上に
大きい、という調査結果を見たことがあります。
『単一民族』なんて真っ赤なウソですが、そういう集団催眠に
かかっているような気がします。(p117)
▼引用は、この本からです。
「ザ・ファシリテーター」森 時彦、ダイヤモンド社(2004/11)¥1,680
【私の評価】★★★★★
読んでいただきありがとうございました!

